作詞講座⑤
もうひとつだけ、
①何をテーマに書き始めるか
②言葉の選び方
この2点について考えて見たいと思います。
巷間で耳目を集める社会問題をテーマにしたい
そんな欲求が生まれてくるのは至極自然なことかと思われます。
その場合、自らの意見はどうなのか?
これについては考えないことをお勧めします。
歌詞とする場合は、それを書かないということです。
問題提起のみをして、後は受け取り手に委ねる。
これは主義とか思想などの話ではなく、
歌詞をさっさと書き上げるテクニックの話です。
例文を書いてみたいと思います。
もっと大きくと 君は繰り返した
でもその端から 零れ落ちてく
君の思いは 君を固く閉ざし
届いていたのに 掴み損ねた
ここへおいでよ 君が見ている世界が見えるよ
正義だという 彼は誇らしげだ
彼らが出会って 争いを生んだ
魔女狩りはまだ 僕らのうちにあり
裸の王様は 裸のままだ
矢を放ったね 鏡に向かって
そこに映るのは誰?
1バース目は、目的語の省略をしています。
2バース目は、比喩を用いています。
もっと何を大きくと 君は何を繰り返した
でもその何の端から 何が零れ落ちてく
君のどんな思いは 君の何を固く閉ざし
どこに届いていたのに 何を掴み損ねた
これで聞き手は、いろいろな想像をしてみることができるようになります。
そして、自分に置き換えて、感じてみることができるでしょう。
比喩表現も同様です。
主義主張を一方的にぶっ放す歌詞もカッコいいのですが、
実はこれ、書いてみるとわかります。
結構、悩んでしまって筆が止まりやすいのです。
本当に自分の中で答えは出ているのか?
そんな思考の渦に巻き込まれ飲み込まれていくのです。
書いた当初は、楽曲として演奏したけど、
一年後には、歌う気になれないとかね。
もったいないですよ。
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①何をテーマに書き始めるか
②言葉の選び方
この2点について考えて見たいと思います。
巷間で耳目を集める社会問題をテーマにしたい
そんな欲求が生まれてくるのは至極自然なことかと思われます。
その場合、自らの意見はどうなのか?
これについては考えないことをお勧めします。
歌詞とする場合は、それを書かないということです。
問題提起のみをして、後は受け取り手に委ねる。
これは主義とか思想などの話ではなく、
歌詞をさっさと書き上げるテクニックの話です。
例文を書いてみたいと思います。
もっと大きくと 君は繰り返した
でもその端から 零れ落ちてく
君の思いは 君を固く閉ざし
届いていたのに 掴み損ねた
ここへおいでよ 君が見ている世界が見えるよ
正義だという 彼は誇らしげだ
彼らが出会って 争いを生んだ
魔女狩りはまだ 僕らのうちにあり
裸の王様は 裸のままだ
矢を放ったね 鏡に向かって
そこに映るのは誰?
1バース目は、目的語の省略をしています。
2バース目は、比喩を用いています。
もっと何を大きくと 君は何を繰り返した
でもその何の端から 何が零れ落ちてく
君のどんな思いは 君の何を固く閉ざし
どこに届いていたのに 何を掴み損ねた
これで聞き手は、いろいろな想像をしてみることができるようになります。
そして、自分に置き換えて、感じてみることができるでしょう。
比喩表現も同様です。
主義主張を一方的にぶっ放す歌詞もカッコいいのですが、
実はこれ、書いてみるとわかります。
結構、悩んでしまって筆が止まりやすいのです。
本当に自分の中で答えは出ているのか?
そんな思考の渦に巻き込まれ飲み込まれていくのです。
書いた当初は、楽曲として演奏したけど、
一年後には、歌う気になれないとかね。
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