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作詞講座②

①何をテーマに書き始めるか

から始めましょう。

言葉が自らの内側からあふれ出してきて止むことがない

そんな方にはまったく必要ありません。

そうでない場合は、
机の前に座って、ノートを広げて鉛筆を持っても、
のっけから行き詰ってしまいます。

私の場合は、
過去のなんでもない出来事を思い返すことから始めます。

たとえば、

昨日、職場でエクセルを使い、データの作成に励んでいたが、
完成間近にデータがクラッシュしてしまい、
一から作り直したために、夜半近くまで独りで残業してしまった。
オレってバカ・・・。
明日は上司にしかられる。



これで充分です。

これだけのことを小説風に書いてみましょう。

さあ、作詞です。


 灯りを消し ドアを閉め
 真夜中の街 滑り込む

 ハンドルの向こう 移ろい行く
 街の灯り ネオンサイン

 取り返せない 取り戻せない
 大切なもの 壊した

 残酷な子供が 野良犬を撃つ
 無邪気に とても無邪気に


ハイ!ひとまず完了です。

②言葉の選び方

先に、1バース分の詞の原型を書いてしまいましたが、
この8行の詞の原型
書いていく上でのポイントは、
目的語を切り捨ててしまうことです。

誰が、何を、どうした。



誰が、どうした。

にするだけで、詞的に変化してきます。

“壊した”

のはエクセルのデータのはずなのに、
その目的語を曖昧にすることで、

受け取り手は如何様にも想像することができるようになります。
 
言葉選びのツボのひとつは、
意味を限定させる言葉を省略していくことで、
曖昧なものにし、
受け取り手の想像力を掻き立てることですね。

もうひとつ、
今度は主語の部分、
上司
これを曖昧にするために、
まったく意味のない別の言葉に置き換えます。

残酷な子供

無邪気

は、残酷な子供から導き出される
ただの枕詞となります。

さて、6行目から7行目にかけてのつながりが悪いですね。
では、もう2行追加しましょう。
残酷~は2バースの頭に持ってきましょう。

2バース目、
今度は、無邪気な子供からの連想で
まったく関係のない出来事を思い返して見ましょう。


俺は運動会が嫌いだった。
特に徒競走が。
だって、転ぶと痛いし、
わざわざ父兄まで見に来てるんだぜ。


これを使ってつなげてみましょう。


 灯りを消し ドアを閉め
 真夜中の街 滑り込む

 ハンドルの向こう 移ろい行く
 街の灯り ネオンサイン

 取り返せない 取り戻せない
 大切なもの 壊した

 ラジオから 空っぽな歌 
 またひとつ 灯りが消えた


 残酷な子供が 野良犬を撃つ
 無邪気に とても無邪気に

 もつれよろけ 転がっても
 時は無情に ただ過ぎていく

 取り返せない 取り戻せない
 大切なもの 壊した

 歓声もない ざわめきもない
 真夜中の 街に融ける
 


ハイ!ザックリと出来上がりましたね。

②言葉の選びかたはまだ続きます。





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