コードというものについて2 J-POPとROCK
J-POPとROCKの違いをご説明いたしましょう。
社会背景とか、思想などといった要素は除外し、
純粋に音楽理論の部分、
今回は和声にだけフォーカスしてみたいと思います。
J-POPの多くは、
単一のダイヤトニックスケールの中で展開されていきます。
簡単に言うと、ドレミファソラシドですね。
そのダイヤトニックの構成音に対応した3和音、もしくは4和音
で構成される和音がダイヤトニックスケールコードですね。
特に最近では、
そのコード展開に、“売れる”コード進行
というものがあるようで、判を押したように
使いまくられているようです。
IV△7 → V7 → IIIm7 → VIm
では、ROCK
はどうなのか。
この場合のROCKとは、
ROCKが生まれた頃の古典的なものを指していると思ってください。
源流にはBLUESがあります。
この音楽の特徴は、
ペンタトニックスケールにあります。
ドレミ ソラ ド
ですね。
日本の童謡でも多くのものがこのペンタトニックで
作られていますね。
そして、このROCKというものは、
ふたつのペンタトニックが折り重なるように、
同時に使われているんですね。
例えば
KeyがCならば
C D E G A C というメジャーペンタと
C E♭F G B♭C というマイナーペンタが
同居しています。
コード進行では、
C → F → G7 → C
というダイヤトニックのスリーコードと同時に
C → B♭ → E♭ → C
というCマイナーのダイヤトニックスケールコードが
頻繁に登場することになるわけです。
だから、
ダイヤトニックスケール主体のJ-POPが、
どんなに荒々しくビートを刻んでも
Rockにはならないんですね。
ご参考になりましたか?
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社会背景とか、思想などといった要素は除外し、
純粋に音楽理論の部分、
今回は和声にだけフォーカスしてみたいと思います。
J-POPの多くは、
単一のダイヤトニックスケールの中で展開されていきます。
簡単に言うと、ドレミファソラシドですね。
そのダイヤトニックの構成音に対応した3和音、もしくは4和音
で構成される和音がダイヤトニックスケールコードですね。
特に最近では、
そのコード展開に、“売れる”コード進行
というものがあるようで、判を押したように
使いまくられているようです。
IV△7 → V7 → IIIm7 → VIm
では、ROCK
はどうなのか。
この場合のROCKとは、
ROCKが生まれた頃の古典的なものを指していると思ってください。
源流にはBLUESがあります。
この音楽の特徴は、
ペンタトニックスケールにあります。
ドレミ ソラ ド
ですね。
日本の童謡でも多くのものがこのペンタトニックで
作られていますね。
そして、このROCKというものは、
ふたつのペンタトニックが折り重なるように、
同時に使われているんですね。
例えば
KeyがCならば
C D E G A C というメジャーペンタと
C E♭F G B♭C というマイナーペンタが
同居しています。
コード進行では、
C → F → G7 → C
というダイヤトニックのスリーコードと同時に
C → B♭ → E♭ → C
というCマイナーのダイヤトニックスケールコードが
頻繁に登場することになるわけです。
だから、
ダイヤトニックスケール主体のJ-POPが、
どんなに荒々しくビートを刻んでも
Rockにはならないんですね。
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